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片頭痛の治療薬について

頭痛

5人に1人が悩まされている

片頭痛というのは、片側あるいは両側のこめかみから目の当たりにかけて脈打つようにズキズキと痛むのが特徴の頭痛です。
人によってその症状は様々で時々短時間起こるという人もいれば、痛みが数日間続くという人もいます。
頭痛が続くと仕事や日常生活に支障が出るために、中には薬で治療するという人もいます。

現在、日本人の1割近くが片頭痛に悩まされていると言われています。
特に30代の女性には多く、5人に1人は片頭痛の症状があるというデータもあります。
人によっては、痛みがひどくめまいを起こしたり吐き気が出たりして動けず横になってしまうというほど重度の症状を抱えていることもあります。

多くの人が悩んでいる片頭痛ですが、症状の種類も多いですし痛みも人それぞれであること、痛い時に医師に診てもらうことが難しいことから放置されてしまうことも多くあります。
ひとまず痛みが落ち着かないという時に市販薬を服用して対応する人も多いですが飲んでもあまり効かないという人もいます。

片頭痛の治療薬

片頭痛がひどい時に、鎮痛剤を飲んで治ったという人とそうでない人とがいます。
残念ながら、鎮痛剤に頭痛を治す成分はありません。
鎮痛剤を飲んで片頭痛が治ったというのは、頭痛の痛みが軽く鎮痛成分の効果で頭の痛みが緩和した場合です。

しかし、痛みが重度であれば鎮痛剤では痛みを緩和できないですし、鎮痛剤を飲むことは頭痛の根本的解決とはなりません。
また、鎮痛成分にも様々なものがあり自分に効くものとそうでないものとがあることが、効果の有無につながります。
自分にあった鎮痛剤がわからなかったり、市販薬で効果が感じられなかったり、薬で治したいと感じるくらい強い頭痛が月に10回ほどあるという人は医師に診てもらい自分にあった薬を処方してもらうことが重要です。

中にはあまり薬に頼らず過ごしたいという人もいます。
確かに片頭痛はライフスタイルや食べ物、ホルモンバランスの影響でも出やすくなるものです。
そこで、自分にあった対処法を知り実践することで症状が出るのを抑制したり万が一片頭痛が起きても最低限で治すことができます。

片頭痛は頭の中の血管が拡張したことで炎症が起こり痛みが生じると言われています。
そこで、血管の拡張を抑えることが重要で、入浴やシャワーで患部を温めたりマッサージをしたりということは逆効果です。
片頭痛に襲われたら血管の収縮を促すために冷たいタオルでこめかみを冷やしながら安静にすることで効果が出ます。

他にも、カフェインは脳の血管の収縮を促します。
そのため、頭痛を感じて横になる前にコーヒーや紅茶といったカフェインを含んだ飲み物を摂取することもオススメです。
ただカフェインの過剰摂取で頭痛を起こすこともありますから、摂取量に注意が必要です。

海外で薬剤師として活躍するには

海外

グローバルに働く

薬剤師になる人は、男女比でいうと女性の方が多いです。
そのため、結婚や出産、転勤といった家族の都合で仕事が続けられなくなる例もあります。
転勤先や、出産後の就労時間の変化があったとしても、せっかく大学に通って国家試験を受けて取得した薬剤師の資格を有効に活用したいと思う人は多いものです。

最近は薬剤師がドラッグストアで働く場面も増えたことで、雇用の機会が増えていますし雇用形態も正規職員だけでなくパートでの採用も増えています。
そのため、転勤であったり子育中であったとしても資格を活用して働くことができることも多くなりました。
しかし、家族の都合で海外に赴任することとなると、薬剤師資格を使用することが難しい場面も多くあります。

海外では、日本とは薬の使用についての法律や規制が異なっていることも多く日本で学んだ知識では対応できないことも多くあります。
そのため、その国の薬剤師の試験に合格して新たに薬剤師の資格を取得しなければならないです。

外国人でも薬剤師試験が受験可能な場合には、薬事法をしっかりと学んで準備をすれば合格することができますが専門知識はもちろん、問題文を読み解くための語学力
も必要であるためかなりの難易度です。
そして、国によっては外国人には受験資格がないということもありますから、薬剤師の国家試験に合格していても外国で薬剤師として働くことは難しいことが多いのです。

日本の薬剤師資格を利用して働く

日本の薬剤師資格を用いて働くと言うのは相当に大変なことです。
薬剤師として、薬の調剤の仕事はできないのですが、薬剤師の資格が活用できる方法として大学や病院、製薬会社で研究者として働くことはできます。
ただし、そのためには様々な条件が課せられることも多くあり、その条件も国によって異なるので必ずそのような仕事につけるとは限りません。

また、海外で働くためには相当なビジネスで英会話が使える程の英語力が必要です。
仕事となるので、専門用語の知識も必要となりますから、就職までも厳しいですし、就職後も勉強が相当な努力を要します。
地域や職場によってはTOEFLのスコアが求められることもありますし、今までの職歴や研究歴も求められることもあります。
スキルアップの方法としては、留学に行ったりビジネス英会話スクールに通ったりするという選択肢もあります。

スポーツ選手をサポートする「スポーツファーマシスト」とは

ダンベル

ドーピングを防止する

スポーツファーマシストとはまだまだ新しい資格です。
2009年に始まった資格で、ドーピングを防止するために生まれた資格です。

ドーピングとは、薬物を不正に使用して、精神や肉体を強化することや、それを隠蔽することを指します。
ドーピングをしてスポーツで良い成績を収めたとしても、フェアプレーに反するとして、スポーツ界全体で禁止がされています。
世界的に、ドーピングを撲滅しようという働きが強まっており、日本でも、国際アンチ・ドーピング条約が2005年に批准されました。

この、世界的なアンチドーピングの流れを経て誕生したのが、スポーツファーマシストという資格なのです。
ドーピングには、故意にしようが禁止されている薬を使用して成績を出そうとする場合と、不注意でドーピングとされ得る成分の配合されている薬を服用してしまううっかりドーピングとがあります。
日本では故意に行われるドーピングよりもうっかりドーピングの方が多いとして、そのための対策が行われています。

薬というのは医師の処方箋に従って処方されるものを服用する場合と、自分で市販薬を購入して服用する場合とがあります。
アスリートであっても、体調を崩すこともありますし病院に行くほどでもないけれども市販薬で様子を見たいという場面もありますから、その際に薬を服用する必要があります。

医師から処方される際には、自分がアスリートであること、ドーピングにならないように避けたい成分があることを伝えればそれに配慮した薬を調剤してもらうことができますが、自分で購入する場合には注意が必要です。
ドラッグストアで購入する際には、そこまで細かな成分を認識していないスタッフのこともありますし、自分で問題ないと思いサプリメントや栄養ドリンクを服用してしまうこともあり、このような時にうっかりドーピングが起こってしまいます。

ドーピングを防ぐためには、選手やその指導者、競技団体への情報提供をしたり啓発活動を行ったりする必要があります。
これに携わるのがスポーツファーマシストなのです。

スポーツファーマシストになるには

スポーツファーマシストには、薬の細かな成分の知識が要求されるので、薬剤師の免許を所持していることが前提とされています。
薬剤師資格を保有していれば、基礎講習会と実務講習会の2つを受講して、その後行われる知識到達度確認試験で所定の成績を収めれば日本アンチ・ドーピング機構から認定証を発行してもらえます。
認定機関は認定証発行日から4年間と決められており、資格を維持するためには都道府県が行っている実務講習会に毎年参加する必要があります。

まだまだ新しい資格であり、資格保有者も少ないですし活躍の場が少ないのが現状です。
しかし、これからのアスリート育成の一助をなす仕事として期待がされており活躍の場が与えられる場面も増えてくることが予想されています。