水虫の薬に関する豆知識

足

性別に関係なく悩む

水虫とは、白癬菌というカビが足を中心に繁殖して起こる皮膚の病気です。
医学的な名称はこの菌の名前から白癬と言います。

元来、水虫というと中高年の男性がかかるものだと思われてきました。
しかし、最近では女性にも水虫で悩んでる人は多くいます。

白癬菌というのは、ヒトの爪や角質、動物の毛や鱗に含まれるケラチンというタンパク質を栄養源として好むカビです。
菌種は30種類にものぼり、土壌や動物、ヒトに宿り生息します。
水虫の原因となるのは、その中でもヒト好性菌というヒトからヒトにうつるカビがほとんどです。

水虫は、こよ白癬菌が皮膚の角質層に寄生して起こる病気です。
白癬菌は手やからだにも寄生しますが、その多くは足に寄生します。
足は靴を履くことで蒸れるために菌の生息しやすい高温多湿な環境が作られているのです。

最近は、女性も一日中仕事で靴を履きっぱなしで過ごすことが増えています。
そのために女性の水虫も増加傾向にあるのです。

水虫の薬に関する豆知識

水虫になると、痒みが出る以外にも皮がむけたりひび割れたり水ぶくれができたりします。
見た目の症状や痒みから自分で水虫だと認識をしても、病院に行くことはなかなか勇気がいるものです。
しかし、水虫は初期であれば薬での治療ですぐ治るので、可能な限り早いうちに通院して治療をすることが望ましいです。
こちらのサイトでも詳しく話されています。
>>http://www.australasianmycology.com/

水虫の箇所が小さかったり、忙しかったり恥ずかしかったりして通院ができなかったりすれば市販薬で対応することも可能です。
市販薬で効果を得るには、痒みを抑える成分と白癬菌の殺菌と増殖防止の効果の有る成分が含まれているものを購入しましょう。
痒みを抑える成分として、ジフェンヒドラミン塩酸塩、ジブカイン塩酸塩、クロタミトン、リドカインなどが有名で、白癬菌の殺菌や増殖防止には、ミコナゾール硝酸塩、エコナゾール硝酸塩、アモロルフィン塩酸塩、ブテナフィン塩酸塩、ラノコナゾールといったものが有名です。

市販薬を購入する際には、品質表示の欄にこれらの成分が記載されていることの確認が必要です。
ただし、2週間以上薬を塗布しても症状の改善が見られなかったり、使用していて悪化したりすればすぐに病院を受診して適切な処置を受けることが重要となります。

薬の治療後、再発を予防することと早く治ることを目指して水虫の予防にも力を入れることがお勧めです。
白癬菌の活動が抑制されるように、高温多湿の環境を作らないように靴に中敷を入れたり5本指の靴下にしたりと通気性が確保できるようにすると効果的です。
また、靴も同じものではなく日によって変えること、履かない間に天日干しすることで靴の中の乾燥と殺菌の効果が得られます。

最近では水虫にお酢が効果的として木酢液や食酢で殺菌する方法がよく紹介されています。
確かにお酢には殺菌効果があるのですが、この方法は科学的に証明されておらず人によっては炎症を起こす可能性もあるのです。
もしも試してみたいと思っても小範囲にとどめること、使用後はしっかりと清潔に保つことを気をつける必要があります。

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